もっちりした皮の中に、野菜の甘みと豚肉の旨みがたっぷり
中国では餃子の餡に、キャベツではなく白菜を使用します。ニンニクも入れず、具材をしっかりとこね合わせることでそれぞれの旨みを引き出し、それを食感の良い皮で包みます。頑固餃子の生産者の蜂屋和彦さんは、中国に伝わるこの製法に頑固にこだわり、餃子を作っています。白菜は素材の甘みやみずみずしさを生かすために全て職人が包丁で刻み、地元の銘柄豚の粗挽き肉と合わせ、手でこねていきます。やや厚めのもっちり皮も自家製。ジューシーな餡をしっかり受け止めます。ニンニクを入れない分、生姜や長ネギの香味がアクセントになっていて、いくつでも食べられるほど軽やかです。