まさに魚好きにとって垂涎の逸品。干物の概念が一変するほどの旨さ
西日本最大級の自社船団を持つ漁業会社の加工部門で魚の目利きを統括する塚原浩さんは、たとえ自社船団の魚であっても、鮮度・脂質・身質・色などすべてに納得がいくものしか自社ブランド「玄さば」「玄あじ」と認めません。魚には旬がありますが、そのなかでも“旬の中の旬”は、わずかな期間だけ。そこで水揚げされた魚のなかでも、極めて上質な魚だけが「玄さば」「玄あじ」となるのです。
また、魚の身質と同じくらい譲れないのが完全天日干しです。自社の屋上に設けた天日干し専用ハウスでは、職人が太陽光と風のみで見事なまでの干物に仕上げていきます。出来上がった魚の天日干しは、これまでの概念を変えてしまうほどの美味しさ。水揚げがない年には作らない限定品。垂涎の逸品です。
【玄あじの天日干し】長崎県対馬の沿岸で5月~6月に獲れる根付きあじの中でも、玄あじになるのはごく一部。旬のあじの香りと上質で濃厚な脂は、他では味わえません。
【玄さばの天日干し】大ぶりで十分に脂がのっていることは、焼いている最中から分かります。引きしまった身にはあふれんばかりに旨みが詰まっています。