昔ながらのすっぱい梅干し。この道60年以上の農家が育んだ個性あふれる3種
添加物を使わずに昔から伝わる製法で漬け込んだ、滋味あふれるすっぱい梅干しです。森梅園は大分県の山間にある60年以上続く梅農家。2代目の森文彦さんは、先代とともに畑を開墾し、人生の大半をかけ丹精込めて梅を育ててきました。約1,000本の樹木に自家製の堆肥を撒き、夏と冬には1本ずつ剪定を行い、剪定した木を燃やして出来る木酢液を使用することで農薬を抑える工夫など、年間を通して休みなく畑と樹木に手をかけてきました。森さんの畑で育った梅は、表面がつややかで見るからに健康的。完熟したのを見計らって1粒1粒丁寧に収穫し、塩漬けや天日干しを行っていきます。梅干しにするのは、奥さんの加茂子さんと3代目のあゆみさんの仕事。加茂子さんが育てた赤紫蘇とミネラル豊富な海塩を使用し、脱塩処理(※)は行わずに無添加、無着色で漬け込み、注文が入ると手作業で容器に詰めていきます。昔ながらの梅干しを探している方におすすめです。
【南高梅】黄色く熟した実が赤く色づき始め、甘い香りがする頃に漬け込みを開始します。果肉が多く酸味が少なめで人気の品種です。(塩分17%)
【美咲梅】30年かけて作り上げた森梅園のオリジナル品種。中玉サイズで果肉がとってもやわらか。華やかで繊細な酸味が印象的です。(塩分16%)
【七折小梅】4年に一度開催される「全国梅干しコンクール」で特別最優秀賞を受賞した逸品です。小粒で食べやすく、お弁当やお茶請けにぴったり。(塩分15%)
※脱塩処理とは、梅を塩漬けする際、強い塩分で漬け込んだ後に水にさらして塩分を低くする方法。梅の旨みが流れ出てしまうため、森梅園では脱塩処理を行わない製法をとっています。