食通好みのにがうるか入り。うるかの概念が変わる、左党垂涎の逸品
鮎のうるかは、鮎を原料にした塩辛のこと。鮎は清らかな水のなかでしか生きられないため、養殖には澄んだ川が欠かせません。本品は九州屈指の清流であり“ほたるの里”として知られる大分県・番匠川の上流に構えた池で育てられた鮎を使用したうるかです。矢野精幸さんは、鮎の養殖歴45年以上の“鮎のプロ”。長年の経験から辿り着いた方法を実践し、姿形、味わいともに天然ものに勝るとも劣らない鮎を育てています。稚魚のときにはオゾン殺菌した地下水を引いた池で、十分に餌を与えて運動をさせることで内臓を丈夫にし、病気になりにくい魚体をつくっていきます。その後は番匠川の清澄な水をふんだんに流入させた池で、成魚になるまで大切に育てます。うるかを作る際には特殊な製法で水分を取り除いて川魚特有の匂いを抑えるとともに、山椒のすりこぎで舌触りがなめらかになるまですりつぶしていくのが美味しさの秘密。使用する材料によって味わいがまったく異なる3種のうるかをお楽しみください。いずれも塩分控えめです。
【身うるか】身、ワタ、骨、白子を使用しています。鮎の繊細な旨みが詰まっていて、他のうるかとの違いに驚きます。
【子うるか】真子と白子で作る子うるかは、炊きたてのご飯との相性も抜群です。少しの量でご飯がすすみます。
【にがうるか】たっぷりのワタと白子を使用。繊細な苦みがクセになります。お味噌汁に少し入れると風味が増します。