昆布をたっぷり食べたうにの旨さは秀逸。ご飯にも日本酒にも合う至福の味わい
うには、実は雑食であることから育つ環境や食べる餌によって歴然とした味の差が生まれます。逆にいえば、恵まれた環境で育てることができれば、上質な旨みを湛えたうにが育ちます。青森との県境に近い岩手県洋野町(ひろのちょう)では町をあげて積極的に稚うにを育て、沖に放流し、資源管理をしながらうにを生産しています。豊かな海藻を食べて健やかに育ったうには、沿岸に作った「うに牧場」に移され、約1年をかけてたっぷりと天然昆布を食べることで旨みの濃いうにに育っていきます。本品は、職人が手作業で殻から出した新鮮な生うにに厳選した焼き塩を振り、低温で2、3日間熟成して旨みを凝縮させたもの。キタムラサキウニはやわらかく上品な甘みがあり、程よい塩味がコクを引き出しています。瓶から出すと室温でゆるみます。白いご飯のうえに乗せて海苔で巻いて食べたら至福です。